標高差:621m
累積標高差:878m

2014年03月09日


宍粟50山に戻る

兵庫県宍粟市
登り:2時間17分
下り:1時間49分
コースタイム:4時間18分
(休息時間含む)
標高の低い宍粟50山は終わりに近くなり、これからは標高の高い山になってくる。
例によってどこの山でも良かったのであるが、残雪の少なかろう南よりの山へ行くことにした。
Road Map :R29を今宿から県道429号線に入り、県道523号線から大谷集落への林道に入る。
Route Map:林道途中の駐車場から林道を進み、東尾根に入り、山頂から西尾根にて下る。
宍粟50山』   標高の割りに行程の長い山だった。
良くも悪くも無い山
嫌味も無いが、長い道中に見所が何も無く、退屈な道を登って下るだけの山だった。
宍粟50山としては、手ごたえのある山歩きが出来たと思うが、印象は残らないだろう。
今日は二山のつもりだったが
水剣山が意外と時間が掛かってしまったので、次の山へ行く気力が失せてしまった。
交通費が勿体無いが、今日は一山で帰ることにする。
32〕水剣山 (872m)
すいけんやま
荒れてはいるが車で充分走れる林道を歩くこと6分で登山口に着く。
登山口には車2台程の駐車スペースがあったが、下の駐車場に停めた方が得策だと思われる。
大谷集落から更に林道を進み、配水設備の少し先にハイカー用駐車場があった。林道は更に伸びているが、様子が判らないのでここに車を停めることにする。気温−1℃、7時57分に駐車地を出発する。
手前にあったのが、”西尾根登山道”となっており、150分の時間が表示されていた。少し先には”東尾根登山道”があり、こちらは
180分の時間表示があった。
どちら周りでの良いのだが、東尾根登山口に入ることにした。
兵庫の山では珍しく、ヒノキの植林はかなり伐採されていた。
急斜面をジグを切って登って行く。
植林帯の中、登山道を登って行くと林道終点に出合った。四駆ならここまで車で来られるのかも知れない。
31分にて尾根筋に出る。ここからは楽チン道になると思ったが・・・
関電巡視路と一目で判るプラ階段で整備されており、歩き易い道が続く。
登ること42分で、プラ階段の先に大きな岩が見えて来た。
岩が出てきたが、巡視路は岩を避ける様に続いている。
兵庫の山座同定なんかどうでも良いと思っていたが、右のピークの山名は知りたいと思って調べてみたが判らず終いだった。
展望岩”からの展望。
前方にピークが見えて来たので”水剣山”は意外と近いと思ったが、
それは大きな間違いだった。ここからは”水剣山”はまったく見えて
いない。
”展望岩”から少し歩くと”No70鉄塔”に着いた。ここからも”展望岩”からと同じ展望が得られた。
登り56分の地点に”7本カシ”の表示があったが、表示をする程の物ではなかった。
表示さえなければ、誰もが気にせず通り過ぎるであろう、ただのカシの木。
日当たりの良い箇所では雪は全て融けていた。
少しは岩盤が出て来るが、ここだけ、ほんの少しだけで終わり。
1時間28分にて”電波反射板”に着く。
もう少し多い積雪を期待したが、薄っすらと雪化粧しているだけ。歩くのにはまったく支障なし。
反射板の地点から見た展望は霞が酷いし、知らない山ばかりだしイマイチとしか言い様がない。
反射板から直ぐ先が”808mピーク”となり、ここから先は道標に従って大きく下って行く。
”808mピーク”からの下りで初めて”水剣山”を見ることが出来た。
山頂への登りはしかたがないのだが、その前に大きく下る必要がありそうだ。
鞍部まで下りると、そこからヤセ尾根が続き、登山道らしくなってくる。
アイスバーンにはなっていないが、凍結気味の滑り易い斜面を大きく下って行く。
水剣山へは結構きつい登りが続く。
ヤセ尾根歩きから水剣山への登りに変化して行く。
山頂手前に”北東ピーク”の分岐があり、先に”北東ピーク”に向う。
階段の無い道は結構つらい。
分岐から少し歩くと薮山が見え、”え!これ?”と思ったが、残念ながら、これが北東ピークだった。
薮にしっかりと”北東ピーク”の表示があったが、裏側に廻ると大展望が得られた。
”北東ピーク”の裏側からの大展望。正面は”黒尾山”(1,025m)だと思う。合っている?
兵庫の山としては見栄えの良い山が並んでいるが、これらもまったく同定出来ていない。
分岐に戻り、少し歩くと山頂が見えて来た。
2時間17分にて”水剣山”(872m)に着く。
山頂からは南方向の展望のみあり。黄砂なのか、今日の霞は酷過ぎる。
数分で”北西ピーク”に着くが予感通りにまったく展望は無かった。直ぐに引返す。
山頂から伸びる”北西ピーク”の道には踏み跡がない。ここまで踏み跡を残したハイカーは”北西ピーク”には展望が無いことを知っている様な気がする。
山頂に戻り、朝飯休憩を取る。5分間休憩して下山は反対方向の西尾根とする。
歩き易い道だが、長く下り続ける。
きつい下り斜面が続く。
表示があったが、山頂からの下り方向からではまったくピークを感じられなかった。登り方向からだとすこしピークが感じられる。
東尾根の登山道より、西尾根の方が歩き易い感じがする。この辺りは軽く登り返している。
766ピークに向けて緩やかに登りが始まる。
広い登山道が続く。
”屏風岩”からは東尾根の全容が見えた。
鉄塔、反射板が目印となり判り易い。
屏風岩”の表示があったので、上がってみる。
展望の利かない長い下山路で少しだけ”水剣山”が見えた。
766ピークからは尾根筋を真っ直ぐ行ってしまいそうだったが、適所に道標があり、左に曲がり、下山路に入る。
展望がどうのこうのと言うより、正面の松がかっこいいと思う。
何の変化もなく、下山道が長く感じる。
鉄塔下から”766mピーク”を振り返り見る。
1時間06分にて”No69鉄塔下”に着く。
歩き易い関電巡視路は歩き易い分、随分遠回りな道設定になっていた。
鉄塔からは関電巡視路となり、フラットで迷いそうな所にはちゃんと道標が立っていた。
長く長く思えた下りの末、やっと沢に出た。
下りが退屈で長い。
大谷川を簡単な渡渉をして対岸に渡る。
登り時に確認した西尾根登山口に戻る。
林道に出て駐車場に戻る。
下山1時間49分にて駐車場に戻る。車が1台増えていた。
同方向に歩かれているのか、山中で会うことはなかった。